|
ターボハーベスト |
アイスオンコイル |
シャーベットアイス |
1.製氷方式 |
ダイナミック方式
垂直に並べて製氷プレート表面に水を硫下させ、厚み6㎜~7㎜の氷を作り剥離落下させる 。落下した氷は下部の蓄熱槽に畜氷される。 |
スタティック方式
蓄熱槽内に設置されたコイル状の冷却器表面に氷を作る。厚みは、40㎜~45㎜程度でコイルからは外れない。 |
ダイナミック方式
チューブ式冷却管で-1℃~-2℃の過冷却水をつくり、ノズル(チューブ)より噴霧して過冷却域を解放し、シャーベット状も氷をつくる |
2.成績計数エネルギー効率 |
高い(省エネルギー)
製氷プレートに氷が残る事がないので、熱伝導率が良く、冷媒の蒸発温度が高い。
(冷凍機の効率が良い) |
低い
氷の厚みが増す事に熱伝導率が低下し、冷媒の蒸発温度が低い。(冷凍機の効率が悪い) |
高い(省エネルギー)
冷却管に氷が残る事がないので、熱伝導率が良く、冷媒の蒸発温度が高い。
(冷凍機の効率が良い) |
3.蓄熱槽 |
自由に設計
製氷ユニットと蓄熱槽はコンポーネントになっているので、蓄熱槽容量は自由に設計が出来る。(余力を考慮し、大きく設計。) |
専用蓄熱槽必要
コイルの長さ等で蓄熱容量が決まってしまう |
限度がある
蓄熱槽が大きすぎると均一に氷が広がらない
(製氷能力に対して蓄熱槽の大きさが決定される。) |
4.放熱特性(冷水供給) |
冷水を安定供給(大きな負荷変動に追従)
流動性がありサラサラした氷で、決して結着して固まる事がないため速やかに熱交換をおこない、限りなく0℃に近い冷水を供給。
冷水供給量(時間当たりの)を増やしても供給温度は変動しない。 |
大きな負荷変動に追従出来ない
氷に流動性がないため、水道が出来、ショートサイクルがおこりやすい。 |
大きな負荷変動に追従出来ない
氷が雪状なので結着してダンゴ状になりやすいので、水道が出来、ショートサイクルがおこりやすい。 |
5.洗浄生 |
良い
蓄熱内にはコイル等がないので、人が入って洗浄・殺菌が容易、製氷器もブラシ、高圧洗浄機等で洗浄可能 |
非常に困難
槽内にはコイルが設置されているので、非常に困難 |
やや困難
槽内の洗浄は可能と思われるが、冷却チューブ内の洗浄は薬品洗浄等による。 |
6.保守管理 |
容易
点検扉で製氷状態と畜氷状態が容易に確認できる(点検歩廊付)装置が単純で、故障率が低い。故障対応も修理が容易 |
蓄熱槽上部の状態しか確認が出来ない
装置が単純で、故障率が低い、蓄熱槽・コイルの修理は困難 |
畜氷状態は確認出来るが、製氷部の確認は困難
機器の構成と制御が複雑なので、故障率はやや高い又、専門の修理を必要とする。 |
7.設置スペース |
小さい
蓄熱槽の深さに制限がないため、平面的に小さくなる |
やや大きい
蓄熱槽の深さ等が制限されるため、平面的に大きくなる |
大きい
蓄熱槽の深さ等が制限されるため、平均的に大きくなる |
8.その他 |
製氷時間に関係なく製氷能力が一定なので熱量計算が容易
槽内水温が2℃以上になればチルド運転に切り替わり、チラー運転を開始 |
指標時間の経過とともに製氷能力が低下する |
冷水温度を正確にコントロールする必要があるため、それによっては氷が出来ない場合がある |